―昨日・宿屋―[それから、エルナはどうしただろうか。彼女のマフラーへの視線>>2:328に気づけば、気晴らしに外に行くところだったと告げ、外に出た。宿屋からどこかへと続く足跡は、フリーデルのものだろうか。しかし、地吹雪が吹けばそれはすぐに掻き消える。まるで、後を追うことなど許さないと、自然が言っているかのように]