人狼物語−薔薇の下国

479 月夜に吼える獣の宴


刃隠術 アイリ

もう一つ訂正。ずっと、一緒ってわけじゃない。
さっきここで会った。たまたま前にも会ってたから色々と話した。
………それだけ。

[そう、本当にそれだけ。
平行線上の相手たる少女に、助言のような言葉を投げかけてきたのだって、>>0
気が向いたから、とか、そのくらいの理由だろう。きっと、そうだ]

…………。

[もはや何も言うことも聞きたいこともない。
前足を掴んでいる手をぱっと離して獣を自由の身にする。
それから、前を行きつつ嗅覚を総動員する。
嗅いだことのない臭いが周辺に残っていないか探るためだったが――]

(9) 2017/05/01(Mon) 18:35:22

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