[だがそれを問うこともない。お喋りも終わりだ。交差するように互いに違う道を進む。神の子や聖女、隊長のように聖なる力の程を感知することはできないため、絡みついた一本の髪>>1:229には気づくことなく。左の腰の鞘に納めて、駆けた。這うような茨を肉厚の剣で破砕したところで、助走も終わり、バルコニーへと跳躍をした]