[そのためには、とカレルは再び壮年代表と青年代表と顔を見合わせる]
確か、小高くなってる場所や泥地になってる場所とかあったよね。
「泥地は誘い込めば動きを鈍らせることは出来そうだな」
「投石や弓矢は高い場所が有利、だったか」
後は南西の森の方に誘い込めたらな……あそこは僕らの庭だし。
「ちょっと遠すぎないか?
本隊とは別行動で誘い込む形なら出来るかもしれないが」
「それはまた別案になるな」
「今時期の風向きはどうだったっけ?」
「東から西にかけて吹く時と、北西から南東に向けて吹く時があるな」
上手く風を掴めたら煙幕とかも出来そうかな。
[などなど。
思いつく限りの案を挙げ、ギデオンとベリアンへと伝えた*]