[そのまま、人ごみから離れたところまで引っ張るつもり。] おれはダーフィト。 こちらはワァズ。 ふたりとも、プロッツェ技術官の古い知り合いさ。 指輪まで交わす仲なのは見てたろ。 絶世の美巫女さんが見られるというから来てみたんだけど、もしかして ── [赤毛の奥の目を覗き込む。もう一体、彼の知己(?)が近くにいることはまだ知らない。>>5*]