人狼物語−薔薇の下国

477 【R18完RP村】暁天はかく語りき、


【3】rāst-dorūsh ソマリ

[
  鷹の鳴き声を聞いていた。


それはかなりの上空を旋回してから、そのまま何処かへ飛んでいく。
開かれている窓の、その枠に腰を下ろして上空を見仰ぐ男の姿が一つ。
真っ白の地に金の刺繍が入った服の裾が、肩よりも長い金糸が、柔い風に靡いている。]

  あぁ、今日も良い風だな。
  …… 行ってこい、べルフィ。

[群青に融けていく様子を、目を眇めて追った、その後で。
風に玩ばせていた金の糸を括り、左の肩へ流す。]


[ラメール、 ───通称 『暁の国』
今日も退屈過ぎるくらいの穏やかな日だ。]
 

(9) 2017/04/18(Tue) 00:51:24

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