[どうしたものかと考えあぐねて、歩いているうちに無意識に医務室の方まで来ていたらしい。かつん、と爪先に硬質な感覚を感じて見下ろせば、そこにシメオンの姿があった。>>5:272] おい、寝坊助。 ここは寝るとこじゃねーぞ。[ダーフィトはしゃがみこんで彼の頬を軽く叩いた。よもや、彼とエレオの間に起きた出来事など知りもせず。目を覚ますまでは間近で幾度か叩いてみただろう。それでも目を覚まさないようなら医務室へ連行するつもりで。*]