人狼物語−薔薇の下国

525 ルー・ガルー戦記 11 〜カーマルグ半島帰属戦〜


王国軍指揮官 ベリアン

─ 平原 ─

[こちらが向けた言葉に、バルタからはどんな反応が返ったか。
 それに応じて声を返した後、ふ、と表情を変えて]


 今から言うは王国の、ではなく俺個人のみの勝手だが。

 此度の戦、俺達が兵を挙げたのはゼファーにカーマルグを占有されては敵わぬからだが。
 カーマルグにゼファーが力を貸してくれれば心強いとも、思う。

[告げたのは、計算抜きの素直な思い]

 ゼファーの武の高さは賞賛すべきものだ。
 そちらには思う所もあるだろうが、王国には得られぬその武、羨ましく思う。

 貴殿らに武では敵わぬとは王国としても分かり切っていた。
 だからこそ、我らは武を以て貴殿らと同じ舞台に上がる誠意を示したつもりだ。

 貴殿らがカーマルグを欲するに、察する所もある。

(8) 2019/11/10(Sun) 21:13:32

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