人狼物語−薔薇の下国

483 翠龍幻霧 ─天霊遺跡封印行─


公子 セルウィン

解っていると思うが。

[ ばたばたと荷を纏め始めた調査団を尻目に、そう前置きして、公子は、自分が選び出し、共に狂焔を封じた者達の方へと振り返り、一人一人の顔を見つめた ]

お前達が見聞きした事は、不用意に他者の耳に入れてはならん。己の胸一つに収める覚悟が無いなら、俺の元から去らせるわけにもいかん。

[ 強い口調と視線でそう宣してから、ふと苦笑めいた笑みを浮かべ ]

俺の一存で連れて行っておいて、勝手な言い分だとは思うがな。

[ こんな希有な体験を秘密にしておけというのは、酷だろうと、理解はしている表情で、恨んで構わないぞ、と付け加えた** ]

(8) 2017/08/13(Sun) 14:52:51 (fuka)

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