[やがて、最後の戦いに臨む二華の乱舞が収まる。桜を制する、雷獣の猛々しい花弁が大地に屹立する] …………二人とも……。[俺達を見送る、紺野と、そして氷華の表情をみて] ああっ!行って来る。[銃は再び紅蓮の赤さを取り戻して、上着をバサりと着込んで。そう、絶対に勝って来ると言い聞かせて。俺は銃を持たない方の手で、グ、と拳を握って見せた*]