……僕はアースガルドの戦地に居たことがあるんだ。
それ以前にも色々な戦場に行ったことがあって。
無駄な血を……それは見てきたものさ。
[ 迷いの無い回答には意思が滲み出ていた>>2:426
それは若年ながらも人を束ね、導く者のすがた。]
無駄な血は流してはいけない。
……良かった。僕の知る金馬号のままだった。
ただの海賊船に成り下がっていなくて安心したよ。
そして、君が立派なマーティンの後継者であると
いうことにも。
僕は、マーティンにいつの日か恩返しをすると
約束していた。
でも、それを果たせぬままあいつは居なくなってしまった。
だから、あいつと、あいつの娘である君と。
あいつが愛した船の為。
何か力になれることがあるなら協力を惜しまない。
[ ラグナロクを解体する。戦いを終わらせる。
旧友の忘れ形見にその影を見て。
──お前は立派な子を持ったな、と喜びを感じつつも
何故居なくなった、と同時に幾許かの寂寞を覚え。]