うぇっ、なに、また!?[驚いている内にも靄はヴェルザンディへと近付いて、彼女の身体をさっと通り抜けていく。それと同時、ロスリンを追い抜くように森の香りのする風>>#0がヴェルザンディ目掛けて翔けて行った]……………えっ? …あっ!?[何事、と思う暇も無く、風がヴェルザンディを翔け抜けると、彼女の姿は忽然と消えてしまう。その光景を目の当たりにしたロスリンの頭には、更にもう一つ情報が滑り込んで来ていた。色々なことがいっぺんに巻き起こり、ロスリンはしばし呆然としてしまう]