人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


魔将 シメオン


聞いた。
モンテリーの王族と打ち合って…獲れなかったって?

[微笑んだまま、僕の頬から顎に手を滑らせる。
冷酷な光が紅の瞳に煌めいて、指が僕の首を緩く握った。]


駄目じゃないか、手ぶらで戻って。
アヴァーンガルデが泣いていように。


[戯れのように、指先に一度僅かに力を入れ離す。
声の響きは優しいまま、魔は僕を冷え冷えと見下ろした。]

(8) 2017/02/01(Wed) 00:53:25

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