人狼物語−薔薇の下国

549 月下薔薇


香草農家 オクタヴィア

[この近くに本物の狼だっているはずだ。オクタヴィアはそう思っている。
 5歳くらいの頃、うっかりと森に迷い込み、そこで一晩を過ごしたことがあるのだ。
 遠くの方から狼のような遠吠えが聞こえて、震えながら体を縮こまらせていたのを覚えている]

[結局、その時は何事もないまま夜が明けて、探しに来た村の住人に連れられ帰ることが出来たのだけれど。
 あの時ばかりはもう戻って来られないんじゃないかと思ったと、後に家族から聞かされた]

(8) 2021/08/01(Sun) 01:06:29

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