良かった。それじゃ、そっちもすぐに用意してくるね。結構大きいの頂いたから、食べ切れるか心配していたんだよ。[>>0:39お茶だけでなくお八つまで付き合ってくれるという答えに、こちらも笑顔を返す。2ピース切り分けて、お茶と共にテーブルへと運ぶとそれぞれ違う甘い香りが合わさって店内を漂っていく。琥珀色の紅茶と黄金色のパイは、それだけで会話を弾ませる。そんな中、ついさっきまでコートに施していた刺繍について聞かれると、あぁ、と一つ頷いた後]