――おめぇはてっきり、お仲間かと思ってたんだがねぇ。[猫耳と尻尾を見せた姿を眺め、溜息をついた。 あの怪しい黒尽くめと違い、彼は獣人という意味においては自分に近しいものとして捉えていたから] ま、答える気がないってんなら――[相手に背を向けようとしたその時。 太陽の、最後の一片が沈みきり。 キィン、と甲高い音が響いた>>#0*]