人狼物語−薔薇の下国

340 下克上の服従試験


猫目 コンスタンツェ

[眼下にはコンスタンツェよりも背の高いリヒャルト。
空色の眼が、薄暗がりの室内の中で一等光って見える。

文句を言われても、しばらくそうしていただろうか。
ゆっくりと前髪の隙間から覗く額に口付けを落とした。
触れるだけの其処から、淡い光が漏れては数秒と待たずに消えてゆく。]

 ………ん。

[出来た、と頷いて再び地面へと足をついた。
全てが緩慢な動きで相手から離れる。

リヒャルトが弱れば、いつでもコンスタンツェは魔力を与える。
それは二人の間で交わされた契約の「絶対」。
……どちらかが拒もうとも。

そうして、行為が終わった後には決まって昔の思い出を白昼に夢見るのだ。]

(8) 2015/06/02(Tue) 23:30:49

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