人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


魔王 テオドール

[本来の禍々しくも偉大なる体躯を脱ぎ捨て、身軽な格好でくつろぐ魔王の周囲には、何体もの天使が侍っていた。

魔王の足を揉むものもいれば甲斐甲斐しく酒食を運ぶものもいる。
天井から鎖で吊られ、己の発する光輝をもって照明の役割を果たすものもいれば、武器を持ち、騎士然として背後に控えるものもいる。
これらすべて、魔王より印を授けられ、身も心も捧げた天使たちだった。

魔王の天使たちは、全て彼らが望むように過ごしている。
これよりここに集められる天使たちがどのように変容するのか、
魔族たちがそれをどのように愛でるのか、実に楽しみなことだ。**]

(8) 2018/03/19(Mon) 00:02:14

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