― 聖神神殿・祭壇の間 ―[異界から来た客人たちに簡単な状況の説明を終えて、それぞれに部屋を宛がった後。神官長が向かったのは、祭壇の間。そこは、神殿を訪れた者たちが最初に訪れる場所]……先ほどの『呪』に感応した者があれば……ここを、訪れるはず。[そう、小さく独り言ちた神官長は、訪れるであろう者──勇者の末裔たる『守護の血脈』を静かに、待つ。**]