人狼物語−薔薇の下国

329 絶海島奇譚


准尉 ゾフィヤ

だから、先生じゃない!

[些かムキになって返す。が、支給食を取り出して見せて笑う様子に、毒気を抜かれたか、肩を竦めてもう一度首を振った。]

こんな事くらい、任務なのだから、当たり前でしょう?

なら、いいわ。一度に満腹になるまで食べると船酔いしやすいから、充分水分を取りながら、ゆっくり食べるようにしてね。
ローズマリーさん、知ってるわ。えぇっと、

[だって、あなた達の具合が悪くなると、わたしの手が掛かるのだもの、そんな言葉は飲み込んで、ショルダーバッグからファイルを取り出すと、事前に乗船客より預かった身上書を数枚捲った。]

ローズマリー・グラナタスさんね。変わってるのね、あなた。あんな島に興味が…、あぁ、ご親族が、島の出身なの?

(8) 2015/04/21(Tue) 03:06:09

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