[声をかけてきたヤコブ>>4に無言でこくりと頷く。
客商売である宿屋を手伝っていることもあり、レジーナの特訓の元(ある意味軍隊のそれよりもきつかった)で何とか村に馴染むよう努力した。
それは、戦場は村での日常生活とはほど遠い存在であるからに他ならない。逆に言えば、”ためらいなく人が殺せる。”と言ってすぐ納得できる相手は、村の中にほとんどいないと思っている。]
――できれば、こういうところは見せたくなかったんだが、な。
[ヤコブが呟く感想の意味も、内心何を考えているかも理解できる範疇ではある。
だが、昨日パメラに歩み寄って泣くリゼット>>2>>3を反射的に思い出してしまったせいか、いつになく弱気な口調で返事をした。]