― 朝 ―
ぶえええ……
[神父の寝起きは相変わらずと言っていいほど最悪で
パジャマ姿で向かった先は、フリーデルの部屋
誰もいないであろうその場に先客はいたろうか
居なくなった部屋。誰もいない部屋
きっともう、フリーデルはこの世にいないと分かってしまった
折角、妹だと。そんな風に接することができたのに、なぁ
そのままふらり、と行ったのはディーターの部屋
ノックを1つ、2つ
彼はもう出かけたかもしれない。が
若しいたのなら。酒瓶を持って尋ねよう
昨日言ってた奴を持ってきた。と
しゃーない。昨日酒盛りできなかったし]