―集会場/厨房―[鉈の刃の背で叩かれた痛みには堪えることができた。だが…>>0] ……お?![あまりにも鮮やかな斬撃だったので。一瞬何が起こったかわからなかった。すぐには血も噴き出さなかったから。もう少しで、鍵型に曲がった右腕が致命傷の場所に入るはずだった。──その、肘から先がなかった] ぁ、ぁ、あ……[もう花嫁に贈る銀線細工が作れない。激痛と同時に襲ってくる哀しみは、そんな少しズレた所から]