次は、血も硝煙もない場所で“未来”の話を聞かせてね。[存在しないかもしれない。だけど、あるかもしれない再会を口にする。カスパルにとってそれは呪いと感じたかもしれないが。>>2輪廻の先で幸せな“未来”を聞けたなら。幸いあれと願いながら。] 最期を一人にしないでくれてありがとう。[それだけで、騎士は十分に務めを果たしてくれていた。最後の息を吐き出して、鉄を顎の裏に当てる。]