― 図書館 ―
クララさん。
僕は絵を描くだけでも満足できるけど、やっぱり飾ってもらうと感慨深いね。ありがとう。
[飾ってもらった絵を確認して歓声をあげたりしつつも、真面目に資料を探す。
見つかったものは厳重に包んだ。]
重い方は僕が持つから。
[襲撃をどうするか考えていたから、無意識の内に普段のわんこモードから子狼モードにバージョンアップしていたことに気付かなかった。
二つに分けた資料のうち、持つのが大変な方をひょいと持ち上げて、宿屋に戻ろうとクララを促す。
ヤコブの予言は半分当たって、個人的な話のあとは図書館に着くまでに銀嵐の中5(6x1)回転んでしまったけれど。
そのあとは、荷物が増えたにも関わらず、無事宿屋にたどり着いた。]