人狼物語−薔薇の下国

471 overlap memory/重なる絆(続)


尉官 カスパル

[書かれている文字を追いながら、アンプルをもう一度見つめる。
病気の進行を止める薬の存在をカスパルは知らなかったが、軍が最先端の研究を行っているのは明らかであったし、フィオンが嘘をつく理由もない。

手紙は丁寧に書かれており、フィオンの人柄が伺えるようだった。]

 ……あなたはどうしたいんだ。

[読み終えた手紙を丁寧にたたんで、ドロシーへ差し出す。
カスパルが彼女に代わり決定を出すことはできない。
これはドロシーの選択だ。

彼女が何か言葉を発するのを待ちながら、ぬるま湯を用意して血液を落とす準備を整えた。*]

(7) 2017/02/13(Mon) 01:25:22

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