[短槍を掲げ見上げた視線の先。 強い威圧を感じるのは、彼の人が馬上にあるからというだけではないだろう。 怒りのまま突きかからんとしていた足すら、一度止めてしまうほどの凄み] 貴方が――[呼び掛ける言葉も常とは違う、畏れの乗ったもの] ――この隊の長、なのか?[そもそも何故、ここまで進むことを許されたのかもわからない。 底知れない相手への恐れを感じながら、反応を待った**]