[ 見えたのは眼鏡の乗客と黒髪の男。
黒髪の男は銀羊号の制服では無さそうだが。
客にしては──……と考えている間に
眼鏡の男が叫ぶ。追う。>>1:567]
──「貴様ッ!ガルーかぁッ!!」
…………!
[ 乗客の叫んだ言葉に表情が一瞬変わったのは
黒髪の男>>1:579だけでは無く。
──まるで僕に言われたかのように一瞬錯覚して。
一瞬動きが止まり、反応が遅れる。]
止めろっ! 一体何をしているんだ!
[ 不幸中の幸いか、即響き渡った銃声で我に返ることが叶い
声を荒げ間に入ろうと近付く。
危険なのは発砲した方と認識、眼鏡の男へと近付くが
今度は消火器を持ち上げようとするのが見えて>>5
止めようと男の方へと駆け寄ったが。
……残念ながら間に合わず、消火器は噴射された後だろう。]*