人狼物語−薔薇の下国

471 overlap memory/重なる絆(続)


尉官 ドロシー

[残り数歩の距離は詰めないまま対峙する。>>4
視線が前より近い気がするのは“私”の記憶のせいだろう。
目を向けても記録庫の時のように逸らされなければ
その距離のまま話を続けた。]

 私ね、知りたいことがあるの。
 狼になった羊が、狼の気持ちを知れるのかどうか。

 今なら知れる気がするから。

[“私”が死ぬ時にそう願ったのかは知らない。
だけどそれは叶ったから。

この言葉の意味をカスパルは察したかもしれないが
少なくとも黙っていてくれると思っている。
罪悪感につけこんでいる自覚もあるし否定もしない。*]

(7) 2017/02/11(Sat) 01:27:11

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