[>>1:584 戦士の腕は確かだった。然し、まだ若かった。自分の腕を負傷させたことに、多少の慢心が、そこには生まれていたのだろう。その隙を、自分は逃すことなかった。] ――――……甘いッ!!![ がああああん!!!再び、鉄と鉄が擦れ、騒々しい音が草原に響いた。大斧は相手の戦槌を弾き、宙へと舞わせた。武器がなくなれば、此方の思う壺だ。]