うぅん…これは…。[たしかに自分は死んだのだ、今は霊となって彷徨っているに違いない。…とさっきまでは思っていたのだけれど。どうにも事情が違うらしい。誰かに声をかけられることがあれば、それは確信へと変わるだろう。――ここには、"幸せ"が溢れていて。 何も憂うことのない、優しい時間。 嗚呼、これはきっと、神様からの贈り物なのだろう。 だから、深く物は考えず、今を楽しむことにした。]