[フレデリカもまた、イェンスのことを信頼していた。 ヴェルナーの弟だから。 彼のためにも、いつか、どこかにいってしまった本当のヴェルナーを連れ戻そうと、日夜勉学に励み、古代機械遺失文明に精通するに至ったのだから。 だから、イェンスの言葉に、頷きその行動に身を預けた。 ヴェルナーの戦闘のお荷物にならないように。 イェンスに間違いなんてないのだから。 その信頼が、後に取り返しのつかない結果になるなんて、彼女は知らない]