[調整完了の報告をするため、マチスは臨時元帥府を訪れる。クレメンスへの接見を願い出て、疲れの雰囲気を纏わせながらも、自信に満ち溢れた表情で対面した]──── お待たせしました。行けますよ。[クレメンスが願うなら、地下研究所へも案内し、切り札の全貌を見せることもする心算だ]こいつで宇宙《そら》を目指して、連中がわんさか出てくるあの船を叩きます。[それが最終目標である、と。宣する声は自信と決意を色濃く宿していた*]