ラト。 君のせいで――とは言わないが、やはりやり残してきたことを捨て置けなくなった。 ちと行って来る。[魂だけの自分を引き寄せる何かを感じる――とはふたりのうちの自分だけのようだ。 何がどうなる力なのかわからないのに、何の根拠もなくそう告げて。 ――ふたつの名前が刻まれたプレートの半分が一時的にくすんで読めなくなった]