−南方の基地−
人狼なんて いるのかな?と この村で 何が起こる?
行ってみよう 唯の宿へ! 冒険の始まりだ!
悲しみ堪えて… 一撃狙え
狙えぬのならば ボクらの仲間さがせ!
一太刀浴びせ 葬れ 仲間とともに
『大好きな家族 返せ!』 とな…
犯人わからず 濡れ衣受けて
晴らす術知らず 『タスケテ』 声出なくて
冷ややかな瞳(め)に さらされ (裏口から)宿飛び出すと
…その先の崖下 堕ちていた…
[誰が書き記し、遺したのだろうか。
『詩』という形で、代々伝承され今も遺る、哀しき記憶。]
[そんな哀しき記憶の持ち主は、樹木がうっそうと生い茂っている南方に位置する基地で狙撃手として任務を遂行する、18歳の女。経験は、まだ浅い。]