―6d/ 銃声より少し前:2階→談話室―
[高く乾いた声>>6:178の響く、少し前のこと。
崩折れ震える声で呟く男>>6:152を、そっと一人にしようと
するかのように、足音立てず主の元へ戻った白い犬>>6:160]
[リーザと共にヨアヒムの絵を見ていた羊飼いは、絵を捲る手を止め。ゲルトの慌てた様子が心配だから見てくる、と告げ>>6:123、
談話室を後にした。
少女が、多くの哀しみや辛さの中で、一つでもよい変化を
思ってくれていたとは、まだ知らず>>6:169]
………ルゥ兄?
[犬と共に姿を探す。彼はどうしていただろう。
見つけられたなら、そっと声をかける*]