死神、と。罵られて石を投げつけられもした。でも当然だと思った。なんで生きてんだろうって。俺みたいなやつが。住む家追い出されて…――行き倒れてたところを拾ってくれた白髭の爺さんがさ。…いい人だったんだ。面倒見よくてねェ。俺、懐いてた。[懐旧を双眸に宿して。遠くを見る]