[ やがて、メルヒオルと共に観戦に戻った月の舞台では、力と技、魂と魂のぶつかり合いが、大きな輝きとなって、竜の目と心を奪う。 ]すっげえなあ。[ 感嘆の声は、半ば呆れたようにも響いたか。やがて、決着の時を迎えた舞闘の最後に、勝者として立っていたのは、先に自分達が手を合わせた幻燈師と海蛇竜。 ]はは!やっぱたいしたもんだ。『見事だな。』どっちも、ほんとに強くて見応えあったけど、な。