そ、それでは罰ゲームを……僕の初恋は、きっと本当はもっと前からで。もしかしたら、出逢ったその時からはじまっていたのかもしれません。ですが、はっきり意識し始めたのは……忘れられなくなったのは……あの夏の日、あの人が落とした劇薬を拾ってからです。[そうして懐に手を入れると、ごそごそと何かを取り出した]ずっと返したくて。けれど、返してしまったら僕と貴女の繋がりが、それで終わってしまうような、そんな気がして……これ、オクタヴィアさんの、ですよね?[彼女に向かい、差し出した]