人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 クレメンス

[そんな小さな騒ぎの中、一人の小さな子供が、近付いてきて、白い猿の顔を覗き込む]

「お猿さん、おねーちゃんのお友達?」

[そっと手を伸ばす子供に、今度は猿も威嚇の声を上げはしなかった]

「おねーちゃん、可哀相だね…お猿さんしんぱいだね」

[猿を撫でながら、懸命に声をかけるのが、かつて、シュビトの街で、シロウとマーティンによって助けられ、今はこの街に家族と共に避難している子供であると、知る者はいなかった]

「お、こいつ子供には慣れてる?」
「おい、坊主、このお猿さんに時々餌と水やってくれ。な?」
「うん、いいよ」

[白い猿の世話係に任命された子供は、笑顔で頷いた**]

(6) 2015/03/16(Mon) 12:08:32

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