― 街中 ―[連れ立ってエルナの家へ向かう途中、異変は起こった>>0] エルナさん!?[傾ぐエルナの体に対し、動いたのはヴェルナーの方が早かった>>1。 差し入れた腕が間一髪エルナの身を支えた>>2のを、赤髪の花精は息を呑んで見守っていた] 良かった……。 ヴェルナーさん、ありがとうございます。[自分一人では間に合っていたかもわからなかったから、咄嗟に動いてくれたヴェルナーに礼を言う。 とはいえ安堵してばかりもいられない]