―― ブリッジ付近 ――
[爆風に吹き飛ばされ、身体が滑り、壁にしたたかに打ち付けられて止まった。>>1
轟音にやられた耳鳴りが遠く、一瞬意識が遠のきかける。
薄っすらと目をあければ、ぐらぐらと揺れる視界は上も下も分からず、]
ん、う……
[自分の呻き声も、最初は殆ど聞こえなかった。
地面にぶちまけたパズルのピースのように、一瞬散り散りになった意識と視界。
煙の臭い、警報、熱――…
腕を掴まれたような>>3:384、逆につかみ返したような>>3:386、そんな光景が、こう。
結局同じことをしているなあ、なんて、ぼんやりと目を閉じそうになって]