だってさ、下任せて安心なんだから、上に集中すんのは当たり前だろー?ま、だーいじょうぶだって、飛べなくなる前にはちゃーんと引き上げてんだから。[幾度目かの突っ込みに対して返した言葉に込めたもの。地にあって戦う剣士への信頼は、確かに築かれていて。時に、強烈な突っ込みや休ませるための実力行使もされて、そこに反発する事もあったけれど。地駆ける白に、空舞う褐色が抱くものは、単純明快唯一つで──]