宿屋
[…は、伸びをしながら宿屋のレストランへ入る。その顔つきは幾分かすっきりとしているようで、目の下のクマが薄くなっていた。]
やあ、おはよう。
久方ぶりに、柔らかいベッドの上でゆっくりと眠りました。
少しばかり寝坊してしまったのがお恥ずかしいですね…
「春眠暁を覚えず」とも言いますし、春は惰眠を貪らせる季節なのでしょうね。
さて…
占いの結果を掲示しておきましょう。
ここなら皆さんの目に触れるでしょうし。
本日の占い結果 【ドロシーは人間 狼】
[その文字を大きく紙に書き、レストランの壁に掲示する。]
ああ、占った理由も付記しておきましょう。
カサンドラに近しい相手も覚醒しているのでは?という前提のもと、ドロシーとツェーザルを比較しました。
昨日の処刑希望ですが、アヴェにしろツェーザルにしろ、特に明確な理由なく疑われているのですよね。
アヴェを処刑したいと言った私が言うのも…、と思うのですが、アヴェもツェーザルも人間で、狼や夜兎等、敵たちが人間を処刑するために票を入れたように見えまして。
こういう理由でツェーザルではなくドロシーを占いました。
ああ、そしてアヴェ、マリエッタ。
貴方たちの冥福を祈ります。
このあたりはルートヴィヒに任せてもよろしいでしょうか?