人狼物語−薔薇の下国

471 overlap memory/重なる絆(続)


尉官 カスパル

――夜半過ぎ:自室――

[コンコンとごくごく小さなノックの音が聞こえる。
一人部屋の扉を開ければ、真っ赤に体を染めたドロシーがいた。>>5]

 っ、何を。はやく。

[腕をとり彼女を室内に引き込むと、左右を確認してから静かに扉を閉じる。
こんな姿を目撃されれば、すぐさま射殺されてもおかしくない状態だ。]

 何を考えているんだ。
 ……それは、誰の血だ?

[問えばドロシーは手紙とアンプルを差し出す。
血の持ち主の名前を聞けば、顔をこわばらせはしたが、ドロシーには何も言うことはなかった。]

(6) 2017/02/13(Mon) 01:23:37

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