[太陽が完全に顔を出した頃、開け放たれた窓から一羽のカラスが入り込み、レトが狼ではなかったことを告げる。この頃にはゲルトが姿を消していることにも気づかされていただろうか。(気付いた時にはまた動揺を露にしただろう。そして彼の無事を願う。) 好悪に関わらず、覚悟はしないといけないのでしょうね。では誰が?と考え始めたがどこを推理の起点にすればいいかわからない。情報を纏めるために昼間は皆の会話に耳を傾けたし、話しかけられれば答えただろう。**]