[戻ってきたリーザ>>2:430はとても話が出来る状態ではなく、共に戻ってきたであろうディーターに顛末を聞いたか。
腕の傷を見て、拳に力が篭る。
これから処刑が執り行われると聞いても、見に行く気にはなれなかった。足の痛みも忘れ、堪らず、力任せに殴り殺してしまいそうだったから]
……ありがとう、ディーター。
[礼を述べ、声をつまらせる。
リーザが無事に戻ってきてくれたのは、ディーターのお陰だ。
無事を確かめるように、リーザの体を強く抱きしめ――少し悩んだ後、ぽつぽつとディーターに向けて語り始めた]