―サクソー川:橋の北側― へッ、まだまだ小僧には負ける訳にはいかねぇんでね。[>>1:580 軽口の応酬は、口調ほどには怒気を含んでいない。寧ろ、軽口を言えるほどには、この戦いを愉しんでいた。自分の勢いに怖気づくことなく、果敢に攻めてくるこの若い戦士を、認めていたのかもしれない。] ―――……勿体ねぇな。[この緑髪の戦士も、息子やディーンと同じくらいの歳なのだろうか。出会う場所が違えば、彼のことを息子のように可愛がることだって出来たのかもしれないのに。勿体無い。]