―0日目・AM11:15・中庭―
意地悪って……いやァ、いい性格してんのな。
[不快というよりは呆れに近い表情で片眉を上げる。2つ下の弟が彼と同じような性格の持ち主で、子供の頃からよくしてやられていた。そんな慣れもあってか、初対面での無礼とも言える言動に親しみすら抱いて]
ウェルシュ、な。オッケー、これから仲良くしてこうぜ。
[差し出された手>>3を握り返すと同時に、掌に薄く集めていた魔力を弾けさせた。電流が走るような感覚を与えるだけの捻りもない悪戯。子供騙しすぎて避けられたかもしれない。それでも、やられてばかりではないという主張も込めた、ほんの挨拶代わりの意趣返しとして]