人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


偽りの蠍 ジェフロイ

―かつての―

[>>0:408初めてその工房を訪れたのは、養育者たる天使の元を離れたばかりの初々しい天使を殺し、立場を入れ代って。
仮初の天使として、何食わぬ顔で結界の中を情報収集をしている
最中、腕の良い細工師がいると聞いたからだ。

理由なんて適当に繕って、まずはどんな者か確かめてみようと訪れた工房の小窓から中を覗けば。
そこには主から賜った役割に嬉々とした様子もなく、
むしろ黙々と作業に勤しむ仏頂面の天使がいた。]

(美しいな――)

[ ありふれた天使が持つ、ただの見目麗しさとは違う。
直向きな瞳と横顔に――打ち倒し、凌辱し、淡い色の羽を己の
体液で染め上げて、完膚なきまでに粉々にしてしまいたい欲求が、
体の奥底から駆け上がって来る。
 それと同時に、もし壊してしまえば二度と手に入らないだろう事実に、それは酷く勿体ないとも感じた。]

(6) 2018/03/20(Tue) 23:25:32

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby